ビル屋上の防水層の修復と再生、特に歩行用屋上スラブ防水層の改修を目的とした工法です。設備移動、撤去が現実的に困難な場合でも施工可能です。既存の防水層はそのままに、また押さえコンクリートのハツリや剥がし作業を必要とせず、新しい防水層を作り上げます。既存防水層が水に浸っている場合でも良好な施工が可能です。

アルファー・ゾル-G 防水層再生工法

ビル屋上の防水層や防水層の修復と再生を目的とした工法です。
給水タンク、手すりなどの移動、撤去が現実的に困難な場合でも施工可能です。
既存の防水層はそのままに、また押さえ層(コンクリート、軽量コンクリート、モルタル等)のハツリや剥がし作業を必要とせず、新しい防水層を作り上げます。既存防水層が水に浸っている場合でも良好な施工が可能です。

施工対象

屋上

移設が困難な配管まわり

上階からの注入が困難な場合、下階からも注入可能(状況相談)

改修工事の防水層再補修にご利用いただくことも可能です。

コンクリート構造物の屋上
既設の配管・空調設備や給水タンク・手すりなどの移動、撤去が困難な場合において有効な工法です。

施工状況

イメージ図 施工前

イメージ図 施工後

工法の特長

  1. 安全性
    水性エマルションタイプの製品です。無毒で引火性もなく安全です。

  2. 部分施工・不特定な水の侵入箇所
    部分施工(区画限定)も可能です。また漏水原因、水の侵入箇所が確認・特定できない場合も、アルファー・ゾル-Gが水の経路をたどり侵入箇所が特定されるうえに、全域に充填・閉塞・硬化し、漏水を止めます。

  3. 長期的な止水
    硬化後の弾力性に富んでいて、体積減少が無く、長期間安定した止水性能を発揮。

  4. 工費省力化
    従来工法(アスファルト防水、ウレタン塗膜防水など)に比べ工事日数の大幅な短縮が可能。工事中の廃材・騒音・異臭・粉塵がほとんど出ず、また大掛かりな仮設工事も必要ありません。

物性

主成分=特殊ポリマー(アクリル樹脂・石油樹脂)
硬化促進剤=イソシアネートプレポリマー
混合比率 主剤:硬化促進剤=100:3~5
可使時間 15~60分
伸び率=300% 吸水率=0% 耐熱性=-10℃~60℃で安定

使用方法

  1. 削孔 防水層まで貫通する穴を削孔。施工範囲全体に充填されるよう等間隔に削孔穴を開けていく。
  2. 注入 注入プラグを取り付けポンプを利用し、アルファー・ゾル-Gを注入していく。隣接する削孔穴から注入剤のリークを確認し、隣の穴から再度注入。これらを繰り返す。
  3. 処理 注入プラグを取り外し穴跡処理を行う。